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活版名刺コラム|第3回 良い名刺は足し算でなく引き算でできている

年賀状でご縁をいただいている皆様へ、

イマモト印刷、中西でございます。

「紙と印刷」をテーマにした短いコラムも3回目となりました。

お時間の隙間で拝読いただけましたら、嬉しいです。

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活版名刺コラム|第3 良い名刺は足し算でなく引き算でできている

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先日の打ち合わせで、こんなお話がありました。

「YouTubeチャンネルを始めたので、名刺も少しリニューアルしたいんです。」

「YouTubeのURL」「ホームページのQRコード」「LINEのQRコード」「顔写真の入ったバナー」たくさんの素材を見せていただきました。

これらの他に、電話番号、メールアドレス、SNS、事業内容、キャッチコピー。

どれも大切な情報です。

ですが、名刺の場合、すべてを入れることが必ずしも良い結果になるとは限りません。

QRコードがたくさん並んだ名刺、

はたしてどれだけの方が実際にアクセスしてくださるのでしょうか。

名刺は、限られた小さな紙の中で、最初の印象を伝えるものです。

情報が増えるほど、安心感は生まれますが、その分だけ印象は薄くなってしまうことがあります。

これは決して間違いではなく、とても自然なことです。

私自身も、最初から「引き算」を意識して作られる方は少ないと感じています。

だからこそ打ち合わせの中で、

「これは残しましょう」

「これは次の機会でも良いかもしれません」

そんなお話をすることがあります。

不思議なことに、少し情報を減らした名刺の方が、

その人らしさがはっきりと見えてくることがあります。

活版印刷の名刺も同じです。

強い装飾を加えるよりも、紙や文字そのものを活かした方が、結果として印象に残ることがあります。

 

もし今お使いの名刺が少し賑やかに感じたら、

「何を足すか」ではなく、

「何を残すか」という視点で眺めてみるのも、ひとつの方法かもしれません。